当事業では主に対象を
① 医療従事者ないし医療機関(養成するための教育機関含む)
② 一般組織団体, 教育機関
を対象とし、下記のような事業内容を行っています。
1.出張講義(ワークショップ)
2.オンライン講義(ワークショップ)
3.相談, コンサルティング業務(医療機関・教育機関と美術館との連携調整などを含む)
4.執筆(単発特集記事〜連載、書籍まで)
※ 上記に該当しないような対象や内容であっても柔軟に対応しますのでまずはお気軽にお問い合わせください。
【個人向け】
<お試し・無料相談>
・Online相談(30分目安) 無料
・オンライン対話型鑑賞(通常価格) 5人以内
一般医師 5,000円/1回
その他の医療職 3,500円/1回
学生 2,500円/1回
・対話型鑑賞を活用した個人レッスン
ご希望や分野に応じて柔軟に、完全オーダーメイドにて対応いたします。
※料金についてはお問い合わせください。
【団体向け】
※ 組織内の規定等で報酬額に課題がある場合等も事業に活用OKな写真撮影許可をいただくことでの割引等、基本は柔軟に対応させて頂きます。
・Online相談:無料(30分目安)
・オンライン対話型鑑賞(3−5名程度・2時間以内) 50,000円/1回
※ 登壇者(発言あり)が4名を超える場合、超えた人数×1名あたり2,500円追加料金
※ 聴講(発言なし)の場合、1名あたり1,500円追加料金
※ 講演内容は、ご依頼の背景や目的によって内容をご提案いたします。
※ 収録動画(mp4形式)は3万円、スライド資料(pdf形式)は別途ご相談ください。
(いずれも参当日加者のみの個人的使用に限定となります)
・実地 対話型鑑賞((5名以内) 100,000円/1回(2時間が目安)
※ 6名を超える場合、超えた人数×1名あたり2,500円追加料金が発生します。
※ 聴講の場合、1名あたり1,500円追加料金が発生します。
※ 講演内容は、ご依頼の背景や目的によって内容をご提案いたします。
・ 月例コンサルティング業務:
長期契約の場合は定期訪問等を行いながら、ヒアリング・問題点の抽出を適宜行い、貴院の新人教育等を長期フォローいたします。
※ 表示価格は全て税別です
※ 出張の場合の交通費の実費は別途いただきます。また、宇都宮駅から200m圏外の場合、1回あたり出張費用(実費)を別途頂戴いたします。
※ 実地開催の場合、会場はご用意頂くか、会場使用料はご負担いただきます。
(院内等で実施可能です)。
※ 複数人での参加も歓迎です、是非お誘い合わせの上でご参加ください。
※ 価格帯は予告なく変更になる可能性があります。
※ 講義で使用したスライド(PDF形式)、収録動画(MP4形式)はオプションとなりますので別途お問い合わせください。
※ その他ニーズに応じて柔軟な対応が可能です。まずはご相談ください。
価格表
申し込み・お問い合わせ
* ご希望日に応じて随時開催させて頂いておりますのでお気軽にご相談ください
* ご不明な点、取材や原稿執筆の依頼等も下記フォームからお願いします。
ケのカンファレンスとは?
我々が知っているカンファレンスは大きく2種類あると思っています。
① 学会・すごい先生が来賓された時に出す症例等々の”特別な日”のもの
② 週に何度も(場合によっては毎日のように)行う、引き継ぎや困難症例の相談を含めた普段づかいのもの
ところで、民俗学や文化人類学において「ハレとケ」という場合、ハレ(晴れ、霽れ)は儀礼や祭、年中行事などの「非日常」、ケ(褻)は普段の生活である「日常」を表しているとされます。 ハレの場においては、衣食住や振る舞い、言葉遣いなどを、ケとは画然と区別していました(”晴れ着”などの言葉はこの概念が由来になっています)。
今、”ケ(日常)”への回帰が様々な分野で言われています。そして私も学生や研修医への教育という場において、この概念を持ち込み、効果を仕込みたいと思っています。
節目や大舞台に向けて集中して頑張ることは重要です。でも本当の意味での ”診療の土台” を付けていく秘訣は日々の学習習慣や教育システムこそが鍵になるのではないでしょうか。
諏訪中央病院で研修していた際に経験した昼カンファをベースに、対話型鑑賞で学んだエッセンスを交え方法論をまとめたものを、”ケのカンファレンス” と名付けました。
ケのカンファレンスの多くは症例検討で、若手が直近で経験した症例を提示してもらいます。ポイントは ”症例のことを知らない上級医がファシリテーション” して、参加メンバーと一緒に推理しながら、診断やマネジメントを考えていく点でしょう。
勉強する場所でありながら、いつもの面々が集まり、時に脇道にも逸れながら朗らかに、和気あいあいと進めていきます。何より重要なのは医学的に”正しい解に知識に執着することではなく、参加者各々が『自分だったらどう考えるか、行動するか』を主体的に考え、発言し、双方向の意見交換を行うことです。
対話型鑑賞のエッセンスをさらに医学教育として昇華させて、自ら考え情報を集めていく、判断を下していく診療力を高めていきます。
話を収束させるのではなく、皆が対話し、その場を維持することが重要です。そのため、リラックスして参加でき、過ちや無知を責めない寛容な雰囲気を創る必要があります。
笑いが絶えない、研修中の憩いとも言える時間が、蓋を開ければ診療力の”地力”を自然に生まれるとしたら、それってすごくワクワクしませんか?